看護師転職の流れを解説!求人探しから内定に向けた成功のポイントも
看護師として働きながら「転職したいけれど、どうやって始めればいいのだろう」と悩んでいませんか。
本記事では、看護師の転職手順や主な転職方法、活動時期の目安から成功のポイントまで、詳しくご紹介します。
初めての転職でも安心して進められる情報が満載です。
看護師の転職手順4ステップ
看護師の転職は主に以下の4つのステップで進めていきます。
- 転職活動の準備を整える
- 必要書類の作成と求人への応募をする
- 面接に向けて準備をする
- 内定後の手続きと入職準備を進める
それぞれのステップで何をすべきか、詳しく解説していきましょう。
1.転職活動の準備を整える
転職活動を始める前にまず行うのが、自己分析と情報収集です。
なぜ転職したいのか、どんな職場で働きたいのか、自分の希望や優先順位を整理しましょう。
具体的には以下のような項目について考えます:
- 転職理由の整理(現職場の何に不満があるのか)
- 希望する勤務形態(日勤のみ、夜勤の回数など)
- 通勤時間の許容範囲
- 希望する給与・待遇
- 職場の雰囲気や人間関係への要望
また、就業規則で定められた退職までの流れも確認しておきましょう。
多くの医療機関では退職の意思表示から2ヶ月以上前に申し出ることが求められます。
2.必要書類の作成と求人への応募をする
希望条件が定まったら、履歴書や職務経歴書など応募に必要な書類を準備します。
看護師の転職では、これまでの経験やスキル、資格が重視されます。
そのため職務経歴書には、どの診療科でどのような看護経験を積んできたのか、具体的に記載することが重要です。
また志望動機は、前職への不満をそのまま書くのではなく、志望先でどのような看護を実践したいかという前向きな内容にしましょう。
履歴書と職務経歴書の内容に一貫性を持たせることも大切です。
3.面接に向けて準備をする
書類選考を通過すると面接となります。
面接では「志望動機」「看護師観」「これまでの経験」「転職理由」などが必ず質問されます。
事前に回答を整理し、簡潔に伝えられるよう準備しておきましょう。
特に転職理由は、現職場の不満を口にするのではなく、志望先でキャリアアップを図りたいなど、前向きな理由を用意します。
また面接官からの質問に対し、履歴書や職務経歴書の内容と矛盾のない回答ができるよう、一貫性のある説明を心がけましょう。
転職の面接でよく聞かれる「いつから働けますか?」への回答例
在職中の場合は「現在の職場の退職手続きに約2ヶ月かかるため、〇月頃からの入職を希望しています」と具体的な時期を伝えましょう。
退職済みの場合は「すぐにでも入職可能です」とはっきり伝えるとプラス評価につながります。
いずれも曖昧な返答は避け、自信を持って明確に答えることが内定率アップのポイントです。
4.内定後の手続きと入職準備を進める
内定をもらったら、採用条件の確認を行います。
給与や待遇、勤務形態など、事前に聞いていた条件と相違がないかチェックしましょう。
条件に納得できたら、現職場への退職届の提出と業務の引き継ぎを進めます。
退職の意思表示は、就業規則で定められた期間よりも余裕を持って行うことをおすすめします。
後任の採用や引き継ぎの時間を確保することで、円満な退職につながります。
また転職先からの指示に従い、入職に必要な書類なども準備しましょう。
看護師の主な転職方法
看護師の転職方法には主に以下の4つがあります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。
病院のウェブサイトで求人を探す
病院の公式サイトから直接応募する方法です。
志望する病院が決まっている場合は、最も効率的な転職方法といえます。
直接応募は人材紹介サービスを介さないため採用コストがかからず、採用される可能性も比較的高くなります。
しかし、給与や待遇、職場の雰囲気など詳しい情報を得にくいのが難点です。
また、採用担当者とのやり取りや面接日程の調整など、すべて自分で行う必要があります。
転職経験がある方や、目的の病院が明確に決まっている方に向いている方法でしょう。
求人サイトで情報を検索する
インターネット上の求人サイトを利用して転職先を探す方法です。
多くの求人情報から希望の条件で絞り込んで検索できるため、効率的に情報収集が可能です。
自分のペースで転職活動を進められる点も魅力です。
ただし、求人情報だけでは職場の実態が分かりにくく、入職後にミスマッチが起こる可能性もあります。
また直接応募と同様に、採用までのプロセスはすべて自分で進める必要があります。
ある程度転職活動に慣れている方におすすめの方法です。
看護師転職サイトのメリット・デメリットと使い方のコツ
転職サイトの最大のメリットは、多数の求人を条件で絞り込んで比較できる点です。
一方で、情報が更新されておらず実際には採用済みの求人が残っていることや、登録後に連絡が頻繁に来る場合があります。
上手に使うコツは、複数のサイトを並行して使い、気になる求人は早めに問い合わせることです。
連絡頻度が気になる場合はメール連絡希望と伝えるだけで改善されることが多いでしょう。
ナースセンターやハローワークを利用する
公的機関であるナースセンターやハローワークを利用する方法です。
無料で利用でき、小規模クリニックや地方の求人など、民間の転職サイトには掲載されていない情報を得られる可能性があります。
特にナースセンターは看護師の資格を持つ職員が対応するため、専門的な相談もできます。
一方で、民間の転職サイトと比べると情報量が少なく、希望条件に合う求人を見つけにくい場合もあります。
また、履歴書添削や面接対策などのサポートは手薄めです。
自分のペースでじっくり転職活動を進めたい方に向いているでしょう。
知人の紹介を受ける
看護師として働く知人から職場を紹介してもらう方法です。
実際に働いている人から職場の雰囲気や人間関係など、詳しい情報を得られるのが最大のメリットです。
紹介経由の応募は採用されやすく、入職後のミスマッチも起こりにくいでしょう。
ただし、紹介者への配慮から、条件面での交渉がしづらかったり、入職後に職場との相性が悪くても辞めづらかったりする可能性があります。
人間関係を重視する方や、職場の内情をよく知ったうえで転職したい方におすすめです。
転職活動の目安期間と開始時期
看護師の転職活動期間は一般的に1~3ヶ月程度です。
早ければ2週間ほどで内定が出ることもありますが、余裕を持って活動することをおすすめします。
転職活動のスケジュールを計画する際のポイント
例えば、4月入職を目指す場合のタイムライン例は以下のとおりです。
時期
| やること
|
11月頃
| 転職理由・希望条件の整理、情報収集開始
|
12月頃
| 履歴書・職務経歴書の作成、求人への応募
|
1月頃
| 面接・選考(1〜2週間程度)
|
1月中旬〜下旬
| 内定・採用条件の確認
|
1月下旬〜2月
| 現職場へ退職の意思表示・引き継ぎ開始
|
3月末
| 退職
|
4月
| 新職場へ入職 |
転職活動のスケジュールは、希望する入職時期から逆算して立てていきましょう。
まず退職までの期間を確認し、その後の各ステップにかかる時間を考慮します。
一般的な医療機関では、退職の意思表示から2ヶ月以上前の申し出が必要とされます。
たとえば4月入職を目指す場合、1月頃から転職活動を始めるのが理想的です。
情報収集や応募書類の準備に2週間、面接と選考に1ヶ月、内定後の退職手続きと引き継ぎに2ヶ月程度の期間を見込んでおくとよいでしょう。
転職活動の開始時期はメリットとデメリットを考慮する
項目
| 在職中に転職活動
| 退職後に転職活動
|
収入
| 途切れない
| 一時的に無収入になる
|
時間的余裕
| 面接調整が必要・限られる
| 時間を自由に使える
|
精神的余裕
| 現職との兼務でストレスあり
| 転職活動に集中できる
|
リスク
| 内定が出なくても現職を続けられる
| 早期に内定を得る必要がある
|
おすすめの人
| 安定を重視する方
| じっくり転職先を選びたい方 |
転職活動は在職中に始めるか、退職後に始めるかで異なるメリット・デメリットがあります。
在職中の転職活動は収入が途切れず、万が一の場合は現職にとどまることもできます。
しかし、休暇を取って面接に行くなど、時間の調整が必要になります。
一方、退職後の転職活動は時間に縛られず活動できますが、収入が途切れる期間が生じます。
失業保険を受給しながら活動する方法もありますが、給付には一定の条件があります。
自分の状況に合わせて、開始時期を検討しましょう。
看護師が転職を成功させる秘訣
転職を成功に導くためには、しっかりとした準備と計画が欠かせません。
以下、転職成功のための重要なポイントをご紹介します。
転職の理由や目標、条件を明確にする
漠然とした不満で転職を決意すると、転職後も同じような悩みを抱える可能性があります。
まずは現在の職場の何に不満を感じているのか、転職によって何を実現したいのか、具体的に考えましょう。
たとえば「人間関係に疲れた」という理由であれば、なぜ人間関係に疲れているのか、理想とする職場の人間関係はどのようなものかを掘り下げて考えます。
また、給与や勤務体制、通勤時間など、転職先に求める条件には優先順位をつけ、譲れない条件を明確にしておきましょう。
志望先を十分に理解する
志望する職場については、可能な限り情報を収集することが重要です。
病院の理念や方針、診療科目、看護体制などの基本情報はもちろん、実際の職場の雰囲気や人間関係までしっかりと把握しましょう。
これは、入職後のミスマッチを防ぐために重要なステップです。
また、その職場がどのような看護師を求めているのかも理解しておく必要があります。
求人情報や病院の理念から、求められる看護師像を読み取り、自分がその期待に応えられるかどうかを考えましょう。
自身の強みや経験、スキルを整理して把握する
転職活動では、自分の強みや経験をアピールすることが求められます。
これまでどのような部署で、どのような看護を実践してきたのか、そこで得られたスキルは何かを整理しておきましょう。
また、資格や研修歴なども重要なアピールポイントとなります。
特に面接では限られた時間の中で自己アピールをする必要があるため、事前に自分の強みを簡潔に説明できるよう準備しておくことが大切です。
実際の職場を見学する
可能な限り、応募前に職場見学を行うことをおすすめします。
見学では、施設の設備や勤務環境はもちろん、実際に働いている看護師の様子や患者さんへの対応なども観察できます。
求人情報だけでは分からない、職場の雰囲気や人間関係を肌で感じ取ることができるでしょう。
見学時は、看護体制や勤務シフトの組み方、教育体制など、気になる点を積極的に質問することも大切です。
これらの情報は、その職場があなたに合っているかを判断する重要な材料となります。
求人が多い時期を狙って転職活動を進める
看護師の求人は1年を通して出ていますが、特に多い時期を狙って転職活動を進めると、より良い条件の職場と出会える可能性が高まります。
一般的に1月~3月は4月の新年度に向けて求人が増える傾向にあります。
また、6月と12月のボーナス支給後も、転職のタイミングとして人気があり、それに合わせて求人数が増加します。
ただし、これらの時期は転職希望者も多くなるため、より良い条件の職場を目指すなら、早めに活動を開始することをおすすめします。
看護師の転職で気をつけることや、よくある失敗あるある
転職活動でよくある失敗と、そのポイントを押さえておきましょう。
よくある失敗
| 気をつけるポイント
|
引き止めにあって流される
| 「待遇を改善する」と言われても、約束が守られないケースは多いです。
退職の意思は揺るがず、明確に伝えることが大切です。
|
転職を急ぎすぎる
| 今の職場への不満から早く辞めたい気持ちは理解できますが、焦りは条件確認の甘さにつながります。
複数の候補をじっくり比較しましょう。
|
給与交渉をしない
| 内定後の条件交渉は転職の大きなチャンスです。
希望を伝えなければそのまま通ってしまうことも多く、遠慮せず確認することが重要です。
|
書類作成を後回しにする
| 履歴書・職務経歴書は思いのほか時間がかかります。
いざ応募しようとして慌てないよう、早めに準備を進めておきましょう。
|
転職活動は「めんどくさい」と感じる場面も多いですが、事前にこれらの落とし穴を知っておくだけで、スムーズに進められる可能性がぐっと高まります。
まとめ
看護師の転職は、準備から内定、入職までおよそ3ヶ月の期間を要します。
成功のカギは、自己分析をしっかり行い、転職の目的や希望する条件を明確にすることです。
転職活動を始める前に、まずは自分が本当にやりたい看護とは何か、どんな環境で働きたいのかをじっくり考えることが大切です。
そんな中で、単発バイト・スキマバイトの活用も転職成功への近道となります。
「KANTAN!」では、さまざまな医療現場でのスポット勤務が可能です。
実際の現場で働くことで、その職場の雰囲気や業務内容を体験でき、自分に合う環境かどうかを見極められます。
また、新しい職場での経験を通じて視野が広がり、自分が目指すべきキャリアの方向性も明確になるでしょう。